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アンキアライン

ルイジ・ノーノの音楽(主として後期作品)について

第二の脊索 1/3

ノーノはピアノをめったに使わない。最初期の Variazioni canoniche sulla serie dell'op. 41 di Arnold Schoenberg (1950) Polifonica - Monodia - Ritmica (1951) Composizione per orchestra [n. 1] (1951) では、ところどころでピアノの音が控えめに鳴っ…

第二の脊索 2/3

水の音 ノーノのインタビューのつづきを読んでみよう。 不思議なことに、ポリーニの音をこうして操作していくなかで、古いヴェネツィアの記憶が不意に思い浮かびました。サン・マルコ寺院の楽派の昔ながらの音の共鳴、そして、光と街の色彩のなかで理想的な…

第二の脊索 3/3

ジュデッカ運河 ザッテレで生を享け、ジュデッカ島を生活の場とし、再びザッテレで生涯を閉じたノーノにとって、ザッテレとジュデッカ島とのあいだに横たわるジュデッカ運河こそは、まさしく「故郷の海」と呼ぶにふさわしい場所であった。ジュデッカ運河を抜…